子宮頸がんとは?
子宮頸がんは、子宮の入口(子宮頚部)にできるがんです。子宮頸がんの発生にはヒトパピロ―マウイルス(HPV)の感染が関連しています。HPVは、性交渉で感染すると言われているウイルスで、感染そのものは稀という事ではなく、感染しても多くの場合は無症状のうちに排除されます。しかし、排除されずに感染が持続すると、一定の時間をかけてゆっくりと子宮頸部の組織にがんに進行する可能性がある細胞が増えていきます。これを異形成と呼びます。定期的に検診を受ければ、がんになる前の異形成の段階で見つけることが可能です。以前は発症のピークが40~50歳代でしたが、最近は20~30歳代の若い女性に増えてきており、30歳代後半がピークとなっています。